陶酔 euphoria 2004 2 17
2月16日の日経新聞「景気指標」には、このような記事があります。
「日米が、陶酔からさめる時」
「財務省による円売り・ドル買いの市場介入が、
空前の規模に膨れ上がっている。」
「1月の介入額は、7兆円にのぼり、
外貨準備が、7400億ドルに達した。」
「円高防止のためとはいえ、
億円単位の予算節約に四苦八苦している国とは思えない大盤振る舞いだ。」
「財務省は、買ったドルを、アメリカ国債で運用。」
「アメリカ長期金利が低下し、アメリカと世界の成長が加速している。」
「望ましくないはずの大規模介入に支えられた陶酔境の趣だ。」
「介入を実施する外国為替資金特別会計は、巨大な為替リスクを抱える。」
「大穴があけば、税金が投入される可能性があるが、
制度がわかりにくく、国民の怒りにつながりにくい。」
今は、ドル安ですが、将来、ドル高になれば、なんとか、なります。
問題は、あまり考えたくないが、
アメリカ政府が、政策転換して、ドル高政策を宣言しても、
それに、市場が反応しないケースである。
こうなると、トランプゲームで、
「ババ抜き」となってしまう。